個人邸
外構・エクステリアは身体でいえば顔の部分に相当し、訪れる人々に最初に目につく場所で住んでいる人の生活が反映される場所です。
高い塀や威圧的な門など好みに合わせて様々に造られますが、住宅と同様に個性がほしいものです。
出来れば敷地の狭い都市地の外構は解放的で緑の多い外構が理想的な姿と言えます。
生活環境の変化は建築、庭づくりにも大きく影響しています。
昨今のイングリッシュガーデンブームは洋風の庭づくりに拍車がかかり花いっぱいの洋風ガーデン が多く造られるようになりました。
洋風の庭づくりは、欧米と風土・気候・自然環境が異なる我国に、そのままの庭を移行したものではうまくいきません。
庭づ くりの基本は和も洋も同じで、環境に適した素材を上手に使い建物の様式や周囲の環境にマッチしたものをデザインしてこそ美しい庭を表現できます。
プランは芝生地を横断する通路に陸橋を設け、庭の中心に設置したもので、植栽の花を立体にまとめたものです。
都市住宅の庭は広い面積を占有することは難しい時代です。限られた敷地をより有効に生かしたいものです。一つの考え方はここを戸外の部屋として利用する方法で、季節がよければ戸外食、来客の接待場所、子供の遊び場など上手にこの空間を生かすことです。
プランは石貼りのテラスに、実用と景を兼ねたベンチを据え、植え込みと小さい花壇のある緑の戸外室です。
植栽は緑陰樹にヤマボウシ、地被にはタマリュウ、野草、背景にはヨーロッパゴールド等のコニファー植え和洋折衷でまとめた庭です。
和風の庭づくりの源は「茶庭」から始まったと言っても過言ではありません。
石灯篭、飛び石、蹲踞も茶会のために初めて庭に取り入れられたものです。
落ち着いた雰囲気の和風の庭は見る人に、憩いや安らぎを与えてくれます。
春の芽吹きから始まり新緑、美しい花、そこに訪れる蝶や鈴虫、秋の紅葉と、日々変化し、そこには自然の営みがあります。
風景と同様に飽きる事はありません。正に住まいのオアシスです。
プランは茶庭風な庭で、蹲踞を中心に、筧から落ちる新鮮な水、みずみずしいコケと敷き砂利コントラスト、モミジ、シャラノキ、ヤマボウシなどの雑木林の背景に落ち着いた雰囲気にまとめたものです。





